高い品質管理と
顔が見えるシステムを

Traceability – System

東町漁協では、養殖ブリ『鰤王』の安全性をより正確に、より分かりやすく証明するために、品質管理チームを立ち上げ、独自の「ブリ養殖管理基準書」を生み出しました。

「ブリ養殖管理基準書」に沿って、生産者が自らの飼育情報を養殖日誌に記録し、その情報を蓄積する『トレーサビリティ・システム』を構築。
蓄積された情報によって、消費者が買ったブリがどこで育てられ・どんな餌を食べ・どういう投薬が行われ・誰に育てられたのかを確認することを可能としました。「消費者と生産現場のつながりを身近なものに」を実現化しました。

東町漁協と漁業者は、こうした品質管理の作業を地道に且つ誠実に行うことで「顔が見える、安全安心のシステムづくり」に努めています。
また、養殖管理基準書に関わる記録書および証明書がいつでも閲覧することができます。

養殖クラウドシステム

Aquaculture Cloud – System

養殖業者がタブレットに必要事項を直接入力します。給餌・水温・成長率などをリアルタイムで情報収集し、適性な生産管理・出荷計画を行います。


  • 出荷計画に沿った育成状況かを、生簀ごとに管理ができます。
  • 数値に下ブレがある際は、漁協と相談しその都度で修正します。
  • 魚病の発生や赤潮の発生状況などを一斉に周知できることで、早急な対応が可能となります。

タブレットで操作

パソコンで管理画面を操作

魚体測定システム

Fish Measuring – System

生簀に水中カメラを投入され、生簀内の映像を録画・保存します。撮影された映像から生簀1つ当たり、30尾ほどのサンプルを取ります。
解析することで、ブリの尾・長(頭から尾までの長さ)・体重が計算されます。これを基に、各生産者がブリの成長を把握します。

ブリ養殖の新しい試み

天然資源に依存しない持続可能な養殖業の確立のため、ブリの人工種苗を導入しています。

人工種苗育成の流れ